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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本着色 黄不動明王画像

けんぽんちゃくしょく きふどうみょうおうがぞう

つくば市

黄不動は、平安時代前期に活躍した円珍が始めた園城寺(おんじょうじ)本を根本像とし、平安時代末期以降、天台系寺院を中心にその転写が行われました。
北斗寺本もその一例で、左手に羂索(けんさく)、右手に利剣を持って立ち、その名にふさわしく肉身を淡黄色、裳に朱を施してあります。
岩上でなく虚空に踏まえるのは古い形式をもっていますが、描線が硬く形姿(なりすがた)がぎこちない感じです。

絹本着色 黄不動明王画像

1幅
寸法 縦91.4cm、横37.9cm
指定年月日 昭和35年12月13日
所在地 つくば市栗原1129
管理者 北斗寺
制作時期 室町時代