いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

紙本着色 三十六歌仙

しほんちやくしよく さんじゆうろくかせん

那珂市

藤原公任が和歌に秀でた36人を挙げ、その作を1首ずつ選びましたが、鎌倉時代以後、歌仙崇拝の風潮と似絵(にせえ)の流行により、おのおのの像に歌を題した歌仙絵がつくられました。
佐竹本三十六歌仙がもっとも著名ですが、そのほか異種本が多くあります。
静神社本はそのうちの業兼本系統に属し、松月軒等善の筆です。
宝永2年(1705)、徳川綱条が徳川光圀の遺志を奉じ、静神社に奉納したものです。

紙本着色 三十六歌仙

35枚
寸法 縦43.0cm、横32.2cm
指定年月日 昭和37年10月24日
所在地 那珂市静9
管理者 静神社
制作時期 平安時代