いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 十三仏

けんぽんちゃくしょくじゅうさんぶつ

境町

十三経に基づいて故人の冥福を祈るときに使ったといわれ、平泉中尊寺金剛院伝来のものといわれています。
十三経に基づき故人の冥福を願う、十三仏の信仰は鎌倉時代から行われてきたと考えられています。不動(初7日)、釈迦(27日)、文殊(37日)、普賢(47日)、地蔵(57日)、弥勒(67日)、薬師(77日)、観音(百日)、勢至(1年)、阿弥陀(3年)、阿閦(あしゅく)(6年)、大日(13年)、虚空蔵(33年)のうち年忌にあたる仏を本尊として供養するものです。如来と菩薩は顔胸手に胡粉を用い、光背の輪郭は鍍金を、その外郭に朱の火焔を描き、紋には金泥、不動は瑟瑟座に座し、仏身は朱で表しています。

絹本著色 十三仏

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指定年月日 昭和37年10月24日
所在地 猿島郡境町1146
管理者 個人
制作時期 鎌倉時代