いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 八景の図

けんぽんちゃくしょく はっけいのず

筑西市

狩野派の巨匠狩野守信(探幽)の筆で、延宝2年(1674)、探幽死去の年(72歳)の作です。
三幅体の墨絵で左側に帰帆、落雁、暮雪、秋月の四景が描かれ、中央にはろばに乗る老人、右側には晩鐘、晴嵐、夜雨、夕照の四景が描かれています。
「探幽法印行年七十二歳筆」の落款があります。仙台伊達家では、観音寺のために毎年法華三昧の供養料を献じていましたが、元文元年(1736)、第21代仙台城主伊達左近中将吉村が江戸よりの帰途、観音寺行朝廟に詣で、この軸を寄進したのです。

絹本著色 八景の図

3幅
指定年月日 昭和37年10月24日
所在地 筑西市中館522
管理者 観音寺
制作時期 江戸時代