いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 両界曼荼羅

けんぽんちゃくしょく りょうかいまんだら

古河市

両界曼荼羅は、「大日経」(だいにちきょう)と「金剛頂経」(こんごちょうきょう)に基づいて表わした金剛界(こんごうかい)と胎蔵界(たいぞうかい)の2界からなり、金剛界は表現の世界を、胎蔵界は内在の世界を図示したものです。
本両界曼荼羅は、表現形式上からは諸尊の形相を彩画した大曼荼羅(現図曼荼羅)に属し、大きさはいずれも縦242.4cm×横181.8cmです。
寺伝によれば、古河公方の家臣とされる小堤城将諏訪三河守頼方が、息女の病気平癒のために円満寺に寄進したものということです。

絹本著色 両界曼荼羅

2幅
寸法 縦242.4cm、横181.8cm
指定年月日 昭和38年8月23日
所在地 古河市小堤1405
管理者 円満寺
制作時期 室町時代