茨城県教育委員会 > 芸術・文化 > いばらきの文化財 > 絹本著色 来迎弥陀三尊像

いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 来迎弥陀三尊像

けんぽんちょしょく らいおうみださんそんぞう

坂東市

鎌倉末期から室町時代に遺品の多くなる阿弥陀三尊立像来迎図(あみださんぞんりつぞうらいごうず)で、図様も簡素化・形式化してきた一例です。
雲に乗り踏割蓮台に立った三尊来迎で、阿弥陀如来はゆるやかに流れる雲上に光芒を放って中央に大きく立って来迎印を結び、左下方の観音菩薩、右下方の勢至菩薩とともに、慈悲の真実と来迎引摂(らいごういんじょう)の確かさをあらわすように、往生人(おうじょうにん)に接近しているさまがよく示されています。

絹本著色 来迎弥陀三尊像

1幅
寸法 縦82.5cm、横37cm
指定年月日 昭和38年8月23日
所在地 坂東市岩井1111
管理者 延命寺
制作時期 室町時代