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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 土井利勝肖像画

けんぽんちゃくしょく どいとしかつしょうぞうが

古河市

土井利勝は、寛永10年(1633)、佐倉から古河へ16万石で移封されてきた古河藩主で、土井家の祖です。
家康、秀忠、家光の三代に仕え、寛永21年(1644)、72歳で没しました。この肖像画は、利勝晩年の衣冠束帯姿で、その束帯は、黒地に六本柄杓水車の土井家表紋をつけ、裾には替紋の沢潟(おもだか)の紋様をあしらい、表袴は市松模様になっています。
太刀を帯び上畳(あげだたみ)に坐した容姿は堂々としており、大老職にあって、江戸幕府の基礎を築いた思慮ゆたかな風貌が見事に描かれています。

絹本著色 土井利勝肖像画

1幅
寸法 縦80cm、横37cm
指定年月日 昭和39年7月31日
所在地 古河市大手町7-1
管理者 正定寺
制作時期 年代不詳