いばらきの文化財

県指定 記念物 名勝

歩崎

あゆみざき

かすみがうら市

歩崎は、霞ヶ浦の土浦入りと高浜入りとに挟まれた、新治台地の東南端の岬です。
昭和25年(1950)に茨城百景に選定され、昭和34年(1959)には水郷筑波国定公園の一部に指定されました。
湖岸低地で、穏やかな湖水面は古くは水泳場として知られていました。
長禅寺の略縁起によれば、鎌倉時代、三叉沖で暴風雨にあった船頭が南無観世音菩薩と唱えたところ、菩薩が篝火を掲げて現れ、水上を歩いて船を引き、山上にたどりついたといい、これにより歩崎の名が付けられたという。
菩薩は歩崎観音として知られ、古くから安産及び水上の平安を祈願する人々の厚い信仰を集めています。
岬の展望台から見下ろした天王崎・浮島・馬掛などの湖景は、牛堀から見渡した景観とともに、霞ヶ浦の二大観といわれるほどの景観です。

歩崎

指定年月日 昭和8年10月6日
所在地 かすみがうら市坂字長峰921
管理者 かすみがうら市