いばらきの文化財

県指定 記念物 史跡

伝内大臣平重盛墳墓

でんないだいじんたいらのしげもりふんぼ

城里町

伝内大臣平重盛墳墓は小松寺の本堂と観音堂の間の通路を通り、白雲山の急坂を約30m登った中腹の林の中にあります。
平重盛の没後、家臣の平貞能(たいらのさだよし)はその遺骨を保持し、重盛夫人とその妹を伴い高野山にて出家後、北陸、上野を回り平義幹(たいらのよしもと)領の常陸に入りました。
その後この地に遺骨を埋葬し、宝篋印塔(ほうきょういんとう)を建てたといわれています。
平貞能はその後小松以典(こまついてん)と称し、重盛の菩提を弔うため七堂伽藍を開山、小松寺の寺号を付し89歳で入寂したといわれています。
平重盛の墓と伝えられる宝篋印塔のほか、平貞能、重盛夫人(徳律禅尼)の墓と伝える五輪塔も同所にあります。

伝内大臣平重盛墳墓

指定年月日 昭和6年12月4日
所在地 東茨城郡城里町上入野3912
管理者 大久保尊元
制作時期 鎌倉時代