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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 阿弥陀三尊来迎仏

けんぽんちゃくしょく あみださんぞんらいごうぶつ

かすみがうら市

本図は、各縦100cm、横44cmの仏画です。
西方浄土の阿弥陀如来が、衆生(しゅじょう)を救うため人間界に迎えにくる姿を描いたものです。
多くの菩薩(ぼさつ)に囲まれ来迎(らいごう)するのが初期の例ですが、浄土教の教えが恵心流(えしんりゅう)から法然流に移行し、来迎思想が消極的になったこともあり、鎌倉時代末から阿弥陀・観音・勢至の三尊形式に略された来迎図が盛行しました。
この作品は、江戸時代の作ですが、絹地は後世に黒く塗りつぶされています。

絹本著色 阿弥陀三尊来迎仏

3幅
寸法 各縦100cm、横44cm
指定年月日 昭和44年12月1日
所在地 かすみがうら市宍倉787
管理者 最勝寺古矢和晃
制作時期 江戸時代