いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 来迎の弥陀

けんぽんちゃくしょく らいごうのみだ

筑西市

絹本著色の弥陀像で、縦67.5cm、横32cmの絹地表装の軸物です。
資成和尚念持来迎三尊像総含沙弥が観音院に寄進したもので、平安時代恵心僧都により製作されたものといわれています。
布地に紺の下塗りをし、画面上部に空間を広くとり、かなり往生人に接近した位置を示しています。中央の阿弥陀如来立像は、上品下生(じょうぼんげしょう)の印を結び、左側中尊の裾の辺りに合掌する勢至、本尊の右脇下に往生人を迎える蓮台を奉持する菩薩を描いています。
三尊とも総載金を用い、雷文、麻の葉、立涌をあらわした鎌倉時代中期の名画です。

絹本著色 来迎の弥陀

1幅
寸法 縦67.5cm、横32cm
指定年月日 昭和45年9月28日
所在地 筑西市森添島1107-1
管理者 個人
制作時期 平安時代