いばらきの文化財

県指定 記念物 史跡

那珂西城阯

なかさいじょうし

城里町

那珂西城阯は南北朝時代の山城の跡で、広さ約4haです。城内は本城、中城、兵庫坪の三郭から構成されていたとされています。
秀郷流藤原姓那珂氏の本拠といわれてきましたが、大中臣氏の子孫時久が那珂氏を称し、居城にしたという説もあります。
城域内の本城の位置には現在宝幢院(ほうどういん)がありますが、これは元禄9年(1696)、徳川光圀の発願によりここに移されたものです。
現在宝幢院の周囲及び国道123号線沿いに土塁の一部と堀跡が残っています。

那珂西城阯

指定年月日 昭和9年12月18日
所在地 東茨城郡城里町那珂西1958
管理者 大越孝啓
制作時期 南北朝時代