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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 阿弥陀如来来迎図

けんぽんちゃくしょく あみだにょらいらいごうず

日立市

阿弥陀如来が来迎雲上の蓮華座に坐し、左足を踏みさげる半跏趺坐(はんかふざ)の像であり、左手は垂下し、右手は屈臂(くっぴ)して、ともに掌を前にし、それぞれ第1、2指を捻じる、いわゆる来迎印を結んでいます。衲衣(のうえ)は偏袒右肩(へんたんうけん)にまとい、頭光(ずこう)・身光が表されています。如来の白毫(びゃくごう)からは2条の光明を7方向へ放射しています。大きく独尊のように描かれている阿弥陀如来の上部後方に小さく観音、勢至、地蔵の3菩薩が配されています。

絹本著色 阿弥陀如来来迎図

1幅
寸法 縦74cm、横37cm
指定年月日 昭和49年3月31日
所在地 日立市宮田町5-2-22
管理者 日立市郷土博物館
制作時期 鎌倉時代後半頃