いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

観音寺本堂

かんのんじほんどう

潮来市

本堂は、5.5m四方の寄棟造、茅葺です。
建築様式は、和様が中心で、部分的に唐様を用いています。
堂の正面は蔀戸を釣り、その他は板戸や板壁にした簡素な造りになっています。
堂の内部には柱がなく、天井は、四方から中心に向かって集まる垂木の化粧屋根裏、中心に折上格天井があり、その中央部が鏡天井となっており竜の絵が描かれています。
平成10年(1998)の解体修理に伴う調査の結果、弘治3年(1557)の墨書が発見され、建立年代が室町時代末期頃であることが明らかになりました。

観音寺本堂

1棟
指定年月日 昭和44年3月20日
所在地 潮来市上戸624
管理者 観音寺