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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

絹本著色 六字経曼荼羅

けんぽんちゃくしょく ろくじきょうまんだら

水戸市

六字経曼荼羅は、調伏(ちょうぶく)、息災のために修せらせる六字経法の本尊として祠られるものです。
この修法本尊の曼荼羅は多くの種類があります。本図は大円光の中央に大日金輪を置き、周囲六円には上方から如意輪、十一面、千手、馬頭、聖、准胝(じゅんてい)の六観音です。
下辺の海中には両側に不動、大威徳(だいいとく)の両明王。中央岩上には除魔のための円鏡を描き、まわりを六竜王がめぐっています。
淡彩を基調とする彩色法ですが、諸尊描線にはやや稚拙なところがみられます。制作は室町時代後期と考えられます。

絹本著色 六字経曼荼羅

1幅
寸法 縦74.8cm、横37.4cm
指定年月日 昭和50年3月25日
所在地 水戸市六反田町767-2
管理者 六地蔵寺
制作時期 室町時代