いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

扁額三十六歌仙絵

へんがくさんじゅうろっかせんえ

石岡市

室町時代、文亀2年(1502)に、常陸小川の城主薗部時定以下一族によって奉納されたもので、絵師成田小次郎の筆になります。
縦40.9cm、横100.3cmの8面と縦40.9cm、横67.8cmの6面からなり、著色板絵で額装されています。
描法、色調とも繊細な筆致で、全体に優雅な作品で、保存度も良好です。室町時代の在銘歌仙絵は全国的に遺品が少なく、中世絵画の作例として貴重な文化財です。

扁額三十六歌仙絵

14面
寸法 8面:各縦40.9cm、横100.3cm
6面:各縦40.9cm、横67.8cm
指定年月日 昭和58年3月18日
所在地 石岡市総社2-8-1
管理者 常陸国総社宮
制作時期 室町時代