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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 絵画

紙本著色 滝見観音図 雪村筆

しほんちゃくしょく たきみかんのんず

常陸太田市

作者の雪村周継は戦国時代に活躍した画僧で、常陸国部垂(へたれ)(現常陸大宮市)に生まれ、若い頃に正宗寺で修行していたと伝えられています。
雪村ははじめ雪舟に私淑しますが、のちに力動感あふれる個性的な画風を確立し、芦名盛氏や北条氏康・氏政などの戦国大名と交流を深め、晩年は三春に隠棲しました。
本図は縦85.4cm、横36.4cmの紙本著色で、正宗寺の末寺の弘願寺の滝見観音図を手本にして描かれたと考えられています。

紙本著色 滝見観音図 雪村筆

1幅
寸法 縦85.4cm、横36.4cm
指定年月日 昭和62年1月26日
所在地 常陸太田市増井町1514
管理者 正宗寺
制作時期 室町時代