いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

旧所家住宅

きゅうところけじゅうたく

潮来市

昭和47年(1972)、潮来町(現潮来市)が東茨城郡桂村(現東茨城郡城里町)阿野沢の所家より譲り受けたものです。
この住宅は、向かって右側を土間とした曲屋状の平面をもつ農家で、全国的にも珍しいといわれている居住部(広間、座敷、納戸)と土間部を別棟とした、いわゆる分棟型民家の一例として注目されるものです。
座敷および納戸部に矩折(かねおり)の縁を設けたり、土間の正面側に中2階を設け外観をかぶと屋根とするなどの特徴をもっており、年代は詳かではありませんが細部の様式により18世紀後半頃の建築と考えられます。

旧所家住宅

1棟
指定年月日 昭和45年5月28日
所在地 潮来市日の出4-7
管理者 潮来市
制作時期 江戸時代