いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

仁王門

におうもん

行方市

この仁王門は、天正6年(1578)に稲敷市小野の逢善寺に建立されたもので、享保9年(1724)、逢善寺で新たに仁王門を建立するにあたり、当時の万福寺住職が過去に逢善寺の留守住職をしていた縁故から譲り受けたものです。
形式は、正面両脇間(わきのま)に金剛柵を設けて仁王を安置した、三間一戸の単層入母屋造です。茅葺の八脚門で、総体に丹が塗られ、一部小壁板に彩色痕があります。
細部に唐様を認める、室町時代末期の作柄を持つ貴重な建物です。

仁王門

1棟
指定年月日 昭和45年9月28日
所在地 行方市羽生745
管理者 万福寺
制作時期 室町時代末期