いばらきの文化財

県指定 記念物 史跡

南高野貝塚

みなみこうやかいづか

日立市

久慈川の支流茂宮川に面した台地縁辺に立地しています。
これまで、昭和27年(1952)と昭和31年(1956)に発掘調査が実施されています。
当貝塚の時期は、縄文時代中期・後期・晩期で、阿玉台式・加曽利E1、2式、大木8a、8b式、称名寺式、堀之内1式、加曽利B式の各形式の土器が出土しています。
貝塚に含まれる貝の種類はヤマトシジミが主体で、アカニシ・イボニシ・バイ・ツメタガイ・サトウガイ・チョウセンハマグリが出土しています。
魚類はサメ類・カスザメ・エイ・スズキ・カツオ・クロダイ・コチ、哺乳類は、シカ・イノシシ・カワウソ・イヌなどの骨が出土しています。
この他石器として、磨製石斧、打製石斧、石錘、磨石、石皿がみられます。

南高野貝塚

指定年月日 昭和54年3月8日
所在地 日立市南高野町1-19
管理者 日立市教育委員会
制作時期 縄文時代中~後期・晩期