いばらきの文化財

県指定 民俗文化財 無形民俗文化財

東金砂神社田楽舞

ひがしかなさじんじゃでんがくまい

常陸太田市

田楽は、田の神の祭り、農夫の苦労を慰め豊作を祈願する宗教的儀式から発したもので、東金砂神社の祭礼における神事とされています。
毎年2月11日に、この神社の薬師堂で行われる嵐除祭(らんじょさい)がそれです。嵐、その他の災害を防除して穀物の成熟、魚目の豊漁を祈る祭りで年占い及び田楽舞の行事を伴います。
田楽舞は、四方固め、獅子舞、巫女舞、三鬼舞の四段に分けて行われます。
東金砂神社の田楽では、神や精霊の存在を信じ、神の威力によって反抗する精霊を征服し、鎮圧して天地の災害を防除し、田畑の豊作、浜の豊漁と民人の幸せを保護しようとする素朴な信仰が、神人和楽(しんじんわらく)の祭儀即芸能となって現れていると察せられます。

東金砂神社田楽舞

指定年月日 昭和35年3月28日
所在地 常陸太田市天下野町9740
管理者 東金砂神社