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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 十一面観世音菩薩像

もくぞう じゅういちめんかんぜおんぼさつぞう

常陸太田市

正宗寺(しょうじゅうじ)の本尊で、漆箔(しっぱく)寄木造の玉眼(ぎょくがん)入りです。
像高は63.7cmで、結跏趺座(けっかふざ)の頭上に11面の化仏(けぶつ)を2段に配しています。
身に通肩(つうけん)の法衣(ほうえ)をまとい、唐草・麻の葉・卍くずしなどの截金文(きりがねもん)や盛り上げ色彩が衣文(えもん)に施されています。
鎌倉時代末期の作で、細身の姿や顔つきなど宋風の強い像で、寺伝では慈覚大師(じかくだいし)の作と伝えられています。

木造 十一面観世音菩薩像

1躯
寸法 像高63.7cm
指定年月日 昭和32年6月26日
所在地 常陸太田市増井町1514
管理者 正宗寺
制作時期 鎌倉時代末期