いばらきの文化財
文化財種別
県指定 有形文化財 彫刻
木造 阿弥陀如来坐像及両脇侍像
もくぞう あみだにょらいざぞうおよびりょうわきじぞう
潮来市
阿弥陀如来は、上品上生(じょうぼんじょうしょう)の印を結び結跏趺座(けっかふざ)です。両脇侍像は対称的に両手を上げ下げした立像の菩薩で、三尊とも檜材、寄木造、漆箔(しっぱく)、玉眼嵌入(ぎょくがんかんにゅう)の像です。
その作風は整った細かい切付螺髪(きりつけらほつ)、薄くなだらかな衣文(えもん)線など定朝様(じょうちょうよう)をひく旧派の仏師による造形ですが、玉眼を使用すること、阿弥陀如来の面貌や体躯にしっかりした肉取りと張りがあることなど、鎌倉時代風の写実味を加えたものです。これら三尊の制作時期はほぼ同期で、鎌倉時代前期と思われます。
木造 阿弥陀如来坐像及両脇侍像
数 | 3躯 |
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寸法 | 阿弥陀如来:像高89.4cm 観音菩薩:像高107.5cm 勢至菩薩:像高106.3cm |
指定年月日 | 昭和33年3月12日 |
所在地 | 潮来市潮来428 |
管理者 | 長勝寺 |
制作時期 | 鎌倉時代中期 |