いばらきの文化財

県指定 民俗文化財 無形民俗文化財

磐戸神楽

いわとかぐら

古河市

神楽は古来神事の舞楽として奏されたもので、社家神楽(神宮などで奉納)・里神楽(民間)の名で総称されています。
当地の神楽は里神楽に属し、系統的には出雲神楽から武州鷲宮神楽(関東神楽の総元)を経て受け継いでいます。
宝暦10年(1760)時の名主斉藤所左右衛門が中心となりこの地に神楽を迎え、毎年旧3月4日(現在は4月4日)に鷲神社神楽殿において神官が舞手となり、五穀豊穣、家内安全のために奉納しています。
別名「太々神楽」とも呼ばれるこの神楽は、元来36座あった鷲宮神楽を12座に再編し、衣装・面を付け、太鼓・笛などを使って約4時間にわたり行われます。
近年では、昭和50年(1975)に保存会が結成され、保存・継承に努めています。

磐戸神楽

指定年月日 平成元年1月25日
所在地 古河市大和田1273
管理者 大和田磐戸神楽保存会