いばらきの文化財

県指定 民俗文化財 無形民俗文化財

利根地固め唄

とねじがためうた

利根町

利根川は、江戸時代初め、流れを東に大きく変える工事を行いました。それ以後も、補修工事はひんぱんに行われたので、工事に携わる住民の間に多くの作業唄が生まれました。しかし、昭和30(1955)年頃をさかいに工事が機械化する中、作業唄も忘れられていました。利根町では、平成元年(1989)、貴重な地固め唄を将来に伝える目的で保存会がつくられ、作業の形も含めて地固め唄を復元しました。現在、大人組と子供組が、三種類の仕事唄(土羽打ち・石だこ打ち・杭打ち)と二種類の祝い唄(結婚式の唄、仲間入りの唄)を伝承しています。保存会の協力を得て、文間小学校では、活発に継承活動が行われています。

  • 発生年代:近世

利根地固め唄

指定年月日 平成14年12月25日
所在地 北相馬郡利根町中谷967
管理者 利根地固め唄保存会