いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 増長天立像

もくぞう ぞうちょうてんりつぞう

北茨城市

像高154.5cmで、材質は檜材、一木式寄木造です。
この像は、昭和37年(1962)に指定された持国天(じこくてん)とともに本尊の脇侍(きょうじ)としてあったものか、四天王の内の一体であったのかは不明です。
両袖の形などに平安時代後期の特徴がみられます。
素朴な彫法でいかにも地方作といった感じのもので、大きな体躯に小さな頭部をつけ、身体の大きさを誇張し、天部(てんぶ)としての威圧感を出そうとしているところなど作者の気迫が十分にうかがえます。

木造 増長天立像

1躯
寸法 像高154.5cm
指定年月日 昭和33年7月23日
所在地 北茨城市磯原町大塚135
管理者 長福寺
制作時期 平安時代末