いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 阿弥陀如来坐像

もくぞう あみだにょらいざぞう

桜川市

法衣(ほうえ)を着け、両手は臂(ひじ)を曲げて膝前中央で弥陀定印(みだじょういん)に結び、右足を外にして結跏趺座(けっかふざ)し蓮華九重座(れんげくじゅうざ)に座し、光背(こうはい)は雲烟(うんえん)の透彫(すかしぼり)です。
材質は檜材で、寄木造、漆泊(しっぱく)を施しています。
頭部、体部の構造は共木に彫りだし、首を三道下(さんどうした)にて割首枘(わりくびほぞ)にして、矧付(はぎづけ)しています。
頭部は両耳後ろにて前後に割矧(わりはぎ)とし、体部は背面の襟より地付まで背板として別材を矧付け、内刳(うちぐり)を施してしています。

木造 阿弥陀如来坐像

1躯
指定年月日 昭和35年3月28日
所在地 桜川市本木78
管理者 祥光寺
制作時期 平安時代(藤原時代)