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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

銅板 十一面観音御正体

どうばん じゅういちめんかんのんみしょうたい

土浦市

身縦18.6cm、幅21.2cm、十一面観音及び両脇侍(りょうきょうじ)如来の鏡像で、如来は薬師・阿弥陀、3体とも毛彫の立像です。
御正体とは、金属製の鏡や像を御神体又はその本地仏(ほんちぶつ)とした懸仏(かけぼとけ)のことです。
観音は蓮華と錫杖(しゃくじょう)を持つ長谷寺式(はせでらしき)、薬師は左手に薬壷(やっこ)を持ち、弥陀は定印(じょういん)を結んでいます。
光背(こうはい)は舟形、肩にくりこみのある宝珠形(ほうじゅがた)の板を2本の枘(ほぞ)で台座に挿し込んでいます。

銅板 十一面観音御正体

1面
寸法 身縦18.6cm、幅21.2cm
指定年月日 昭和35年3月28日
所在地 土浦市中央1-15-18 土浦市立博物館
管理者 土浦市
制作時期 室町時代