いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

鈴木家住宅

すずきけじゅうたく

那珂市

鈴木家は、水戸藩時代庄屋をつとめ、徳川光圀の娘を嫁に迎えたほどの旧家であり、光圀が西山荘への往復途中に立ち寄り、宿泊にも用いたとされる書院があります。
平面構成は、8畳敷の2室からなり、奥の間には床の間と平書院を設け、控えの間との境には筬欄間(おさらんま)を入れるなど御殿風の造りになっています。
面皮付きの長押や、平書院の流水に浮かぶ花をあしらった板欄間の意匠などに、数寄屋造りの影響がみられます。
建立年代は、元禄年間(1688~1704)前後と推定されます。

鈴木家住宅

1棟
指定年月日 昭和47年12月18日
所在地 那珂市額田南郷464
管理者 個人
制作時期 江戸時代初期