いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 立木観音菩薩像

もくぞう たちきかんのんぼさつぞう

石岡市

この像は、平安時代、徳一(とくいつ)が開山したと伝えられる立木山長谷寺高照院(こうしょういん)の本尊といわれ、高さ5.9m、一本の立木に刻んだものと推定されていますが、腕の一部が寄せ木です。
誰の作で、いつの頃の制作かは不明ですが、像内に「千年近く経過し破損が目立つ、光明曼荼羅の御札を配付しご芳志を賜り、修理完成が元文2年(1737)9月」という趣旨の記録があります。
明治42年(1909)地元地区民の尽力により現在地に遷座(せんざ)されました。

木造 立木観音菩薩像

1躯
寸法 高さ5.9m
指定年月日 昭和36年7月21日
所在地 石岡市吉生2734
管理者 個人
制作時期 年代不詳