いばらきの文化財

県指定 民俗文化財 有形民俗文化財

西塩子の回り舞台

にししおごのまわりぶたい

常陸大宮市

西塩子の回り舞台は農村歌舞伎の、組立式回り舞台です。現在、組立式の舞台は西塩子のものを含めて北関東に数点残っているだけで、きわめて珍しいものです。また、西塩子の回り舞台については、文政3年(1820)と文政6年(1823)の記録が残っており、組立式の舞台としてはもっとも古い年代に属するものです。
平成9年(1997)に半世紀ぶりの舞台組み立てを行って以来、地芝居の一座「西若座」も結成し、原則として3年に1度組み立てて、地芝居の公演や、コンサート等を実施しています。
近年では平成9年(1997)と平成10年(1998)の2回、塩田グランドで復活公演を実施しました。特に平成10年(1998)の組立時には、第9回全国地芝居サミットを開催し、西塩子の住民による地芝居も上演しました。平成20年(2008)には、「第23回国民文化祭いばらき2008」開会式のサテライト会場として地芝居公演を開催しました。

西塩子の回り舞台

一式
指定年月日 平成11年11月25日
所在地 常陸大宮市西塩子150-3
管理者 西塩子の回り舞台保存会