いばらきの文化財

県指定 無形文化財

西の内紙(手漉和紙)

にしのうちがみ(てすきわし)

常陸大宮市

西の内紙は、楮皮(ちょひ)の繊維だけで漉(す)かれていて、使っては強靭で、虫もつかず、保存するのに適した紙です。
戦後、西洋紙の需要が急激に増大し、それに伴って和紙の需要が著しく少なくなり、西の内紙も同様に、むかしの隆盛を期待できない状況となりました。
しかし、最近はその優れた紙質を生かして民芸品や生活用品に珍重されてきています。
平成28年(2016)には保持団体の追加認定が行われ、後世に受け継がれようとしています。

西の内紙(手漉和紙)

指定年月日 昭和46年12月2日
所在地 常陸大宮市舟生
管理者 本西の内紙保存会