いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

木造 釈迦如来三尊像

もくぞう しゃかにょらいさんそんぞう

日立市

像高は釈迦如来49cm、普賢菩薩(ふげんぼさつ)、文殊菩薩(もんじゅぼさつ)ともに30cmです。
なお、框座(かまちざ)下から光背(こうはい)先端までの総高は釈迦如来138cm、普賢菩薩、文殊菩薩はともに78cmで、大雄院(だいおういん)の本尊です。
通常、釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来などの頭部はちぢれた髪の毛を示す螺髪(らほつ)で覆われ、椀を伏せたような肉髻(にっけい)で頂部が形作られています。これが密教の大日如来を除く大方の如来を示す形状です。ところが、大雄院の釈迦如来坐像の頭部は観音菩薩のような宝髻(ほうけい)を結び、宝冠(ほうかん)を戴いています。

木造 釈迦如来三尊像

1躯
寸法 釈迦如来:像高49cm
普賢菩薩・文殊菩薩:ともに像高30cm
指定年月日 昭和37年10月24日
所在地 日立市宮田町5-6-15
管理者 大雄院
制作時期 室町時代中期頃