いばらきの文化財

県指定 有形文化財 彫刻

銅造 大黒天像

もくぞう だいこくてんぞう

水戸市

銅造、古色(こしょく)、像高3.3cmです。頭に宝冠(ほうかん)をいただき、身に甲冑(かっちゅう)をまとう武装形の大黒天像で、右手に袋を握り、左手に宝棒(ほうぼう)を取り、岩座に坐しますが、右足を踏み下げる半跏形(はんかけい)です。
大黒天像は、古様のものほど忿怒形ですが、本像は穏やかな面相で、しかも形式化した岩座の表現など時代の下がるところです。小像であっても室町時代末頃の作といわれていますが、制作年代の特定は難しいところです。

銅造 大黒天像

1躯
寸法 像高3.3cm
指定年月日 昭和37年10月24日
所在地 水戸市河和田町887
管理者 報仏寺
制作時期 室町時代