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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 歴史資料

紙本墨書大般若経(附唐櫃3合)

しほんぼくしょだいはんにゃきょう(つけたりからびつさんごう)

那珂市

紙本墨書、569帖からなり、横95cm、縦25.7cmの折帖(おりじょう)、全長900cmです。檀那(だんな)は、額田城主(ぬかだじょうしゅ)小野崎善通ほか50人です。
筆者は額田南郷森戸(ぬかだみなみごうもりと)の蓮蔵院(れんぞういん)の仕僧理順房順海ほか30人あまりです。
初めは、巻本10巻を1箱とし、唐櫃(からびつ)3合に入れ、八幡宮に奉納されましたが、のち現在の毘盧遮那寺(びるしゃなじ)に納められました。
元禄14年(1701)乱丁を修正折帖にし、その後も何度か修正され、そのたびに、奉納者名・細工人名の記載があります。
歴史的資料として貴重で、指定後、不足31帖を補充しました。

紙本墨書大般若経(附唐櫃3合)

569帖
指定年月日 昭和52年5月2日
所在地 那珂市額田北郷542
管理者 毘盧遮那寺
制作時期 室町時代