いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

冨岡家住宅

とみおかけじゅうたく

土浦市

間口9.5間、奥行7.5間、寄棟造、茅葺の大きな建物です。元はひろま・田の字系の間取りでしたが、後世の増改築により平面規模が大きく複雑になり、屋根も大きくなりました。唐破風屋根の式台付玄関が付加され、現在の姿となっています。小屋組や間取りに増改築の跡がよく残り、江戸後期以降に建物規模が大きくなった様子がよく分かる貴重な建物です。創建は、元禄年間(1688~1704)またはそれ以前と思われます。
先祖は小田氏の重臣で、近世に帰農したと伝えられ、代々名主を務めていました。

冨岡家住宅

1棟
指定年月日 昭和49年3月31日
所在地 土浦市白鳥町602
管理者 個人
制作時期 元禄末頃(18世紀初)