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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 歴史資料

長久保赤水関係資料 107点

ながくぼせきすいかんけいしりょう

高萩市

長久保赤水(1717~1801)は、水戸藩の学者で、晩年に水戸徳川家6代治保の侍講を務め、「大日本史地理志」を執筆したほか、日本図、中国図、世界図を作製しました。特に『改正日本輿地路程全図』(赤水図)は、当時において格段に正確な地形と、豊富な地名・路程を記載した地図で、赤水没後にも版を重ね、江戸時代中後期において最も社会に普及した日本地図でした。
平成29年1月26日、赤水の地図製作過程ならびに天文学の解明、及び知識人との交流の様子を伝えるとともに、水戸藩領の農村と農政の解明に資する学術的価値がきわめて高い資料群として、「長久保赤水関係資料693点」が県指定文化財となりました。
これらのうち、『改正日本輿地路程全図』(赤水図)を含む586点が、江戸時代中後期の文化史、地図史等の研究上に学術価値が高いものと認められ、新発見資料等と合わせて、令和2年9月30日、国指定重要文化財に指定されました。

長久保赤水関係資料「改正日本輿地路程全図」

長久保赤水関係資料 107点

107点
指定年月日 平成29年1月26日
所在地 高萩市高萩
管理者 高萩市