いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

無量寿寺鐘楼

むりょうじゅじしょうろう

鉾田市

桁行・梁間とも1間、袴腰付、茅葺の切妻造で、軒は一軒(ひとのき)、角柱は23cm、柱間は袴腰上部のところで232cmです。
角柱の頭貫に台輪をのせ、大斗と枠肘木をうけています。中備は板蟇股に斗・肘木をのせたもので、その上に桁をわたし、大きな板蟇股と斗・花肘木によって棟木をうけています。懸魚(げぎょ)はかぶら懸魚です。
肘木の繰形は、本堂の挿肘木繰形と比べると、鼻をつきだしたところに幾分近似点がありますが、曲線全体に張りがなく、ここに建築年代の差がみられます。
建築年代は、現存する棟札から、享保12年(1727)と考えられます。

無量寿寺鐘楼

1棟
指定年月日 昭和49年3月31日
所在地 鉾田市鳥栖1013
管理者 無量寿寺
制作時期 1725年(享保10)