いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

無量寿寺山門

むりょうじゅじさんもん

鉾田市

山門は、扉付き四脚門形式で、左右に袖塀がついています。屋根は当初茅葺でしたが、現在は銅板葺となっています。切妻造で、軒を二軒(ふたのき)とし、地垂木、飛えん垂木ともに角材です。本柱(32.5cm)、控柱(23.3cm)ともに面取りの角柱で、控柱の礎石は角型礎盤です。
柱頂部は頭貫で結び、柱上に大斗・枠肘木をのせ、その上に梁をわたし、さらに大板蟇股・斗・花肘木と積み上げて棟木をうけています。
建築年代は、木鼻の繰形、板蟇股、花肘木の曲線などから判断して、元禄年間(1688~1704)と考えられます。

無量寿寺山門

1棟
指定年月日 昭和49年3月31日
所在地 鉾田市鳥栖1013
管理者 無量寿寺
制作時期 1721年(享保6)