いばらきの文化財

県指定 有形文化財 考古資料

丸木舟

まるきぶね

下妻市

黒松材、長さ6.07m、幅55cmで、船首と船尾をとがらせています。
江戸時代の中頃に下妻市の大宝沼(だいほうぬま)から発見されたといわれています。
浅瀬で運搬用に使われていたものと考えられ、舟底は平たんに近い造りで、舷の内外とも精巧に削られているのが特色になっています。
大木の幹をくりぬいて造った丸木舟は刳舟(くりぶね)ともいわれています。
見事な造りのこの丸木舟は、ほぼ完全な形で、保存状態も極めて良好、貴重な考古資料として高く評価されています。

丸木舟

1艘
寸法 長さ6.07m、幅55cm
指定年月日 昭和59年3月8日
所在地 下妻市大宝667
管理者 大宝八幡宮
制作時期 古墳時代後期