いばらきの文化財
文化財種別
県指定 有形文化財 考古資料
後野遺跡出土石器及土器
うしろのいせきしゅつどせっきおよびどき
ひたちなか市
昭和50年(1975)の発掘調査で出土した考古資料です。発掘調査の結果、A地区の最も新しい軟質ローム層から無文土器を伴う石器群が発見され、その南東約30mに位置するB地区の軟質ローム層下部から硬質ローム層最上部に至る層から、細石刃(さいせきじん)を中心とする石器群が発見されました。
A地区の出土資料は、日本における旧石器時代終末期の石器文化が土器を伴っていたことを示すもので、きわめて貴重です。
また、B地区の出土資料は、茨城県内で最初に細石刃文化の存在を明らかにしたもので、北海道、東北地方の石器製作技法と共通性を持つもので、細石刃文化を考える上で重要です。
B地区の細石刃文化とA地区の大型石刃文化の新旧関係が、地層の相違から判明したのは日本で初めてのことで、日本の旧石器時代の研究の上できわめて貴重な資料です。
後野遺跡出土石器及土器
数 | 160点 |
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指定年月日 | 平成12年11月27日 |
所在地 | ひたちなか市中根3499番地 |
管理者 | ひたちなか市教育委員会 |