いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

長勝寺本堂

ちょうしょうじほんどう

潮来市

この仏殿は、方三間、一重、入母屋造、茅葺で、棟に源氏の定紋「笹りんどう」を配し、周囲は板葺「もこし」があります。
内部天井は、周囲(外陣)を化粧屋根裏とし、中央(内陣)に板違格天井が張られています。内部構造は、唐様の手法で作られ、中央後方来迎壁前に高い唐様須弥壇、背面に突出して脇仏壇があります。
外部の組物なども唐様で、内外ともに堂々たる唐様建築です。建立年代は詳かでありませんが、元禄年間(1688~1704)と考えられます。
規模雄大な建築で、禅宗寺院建築として貴重な遺構です。

長勝寺本堂

1棟
指定年月日 昭和33年3月12日
所在地 潮来市潮来428
管理者 長勝寺
制作時期 年代不詳