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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

木村家住宅(旧水戸街道旅籠皆川屋)

きむらけじゅうたく(きゅうみとかいどうはたごみなかわや)

かすみがうら市

下稲吉は、江戸時代、稲吉宿と称して水戸街道の宿場として栄えたところです。
当時は、本陣や17軒もの旅籠が軒を連ねて、大名一行をはじめ旅人・遊客で大分賑わいを呈していたといわれています。
この木村家住宅は、稲吉本陣の近くにあって、現在水戸街道に残る唯一の旅籠の建物です。
江戸時代末期の建築で、桁行8間二階建ての総瓦葺という堂々たる構えをみせています。広い土間と板縁(いたえん)・上がりはなの階段・勝手・出格子・腰高障子・仕切り戸などが旅籠らしい雰囲気を醸し出しています。
昭和51年(1976)に解体復元工事が行われました。

木村家住宅(旧水戸街道旅籠皆川屋)

1棟
指定年月日 昭和49年11月25日
所在地 かすみがうら市下稲吉1393
管理者 個人
制作時期 江戸時代後期