いばらきの文化財

県指定 有形文化財 書跡

妙法蓮華経

みょうほうれんげきょう

石岡市

この妙法蓮華経は、第96代後醍醐天皇(1318~1339)の御物(ぎょぶつ)で法華経第10巻中の第5巻のことです。
寺伝によると、後醍醐天皇が崩御されて後、南朝方の家臣が奉納したものといわれています。
長さ9m94cm、横26.3cm程の横巻き物で巻首に阿弥陀如来を中心として、周囲に諸仏を画いた浄土があり、経文(きょうもん)は紺色の巻物に銀泥(ぎんでい)の罫線をもうけ、金泥(きんでい)の素晴らしい楷書文字で書写されていて、藤原様式の特色が良く出ています。

妙法蓮華経

1巻
寸法 長さ9m94cm、横26.3cm
指定年月日 昭和33年3月12日
所在地 石岡市大増3220
管理者 大覚寺