いばらきの文化財

県指定 有形文化財 書跡

大般若波羅蜜多経

だいはんにゃはらみったきょう

水戸市

平安時代から江戸初期にかけ、奈良興福寺の春日神社に経典の奉納出版が行われ、世に春日版(かすがばん)と称されました。
本書は、鎌倉時代末期頃の春日版とみられます。
巻子本(かんすぼん)で軸は墨塗りの細竹です。
本紙は、黄色で縦26.5cm、長さ863.3cm、1行17字詰めで本文のところどころに朱で句点が打ってあります。
奥書に「願主橘乙女」と墨書(ぼくしょ)があります。

大般若波羅蜜多経

1巻
寸法 縦26.5cm、長さ863.3cm
指定年月日 昭和38年8月23日
所在地 水戸市堀町2249
管理者 個人
制作時期 鎌倉時代