いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

雨引観音本堂

あまびきかんのんほんどう

桜川市

真言宗豊山派に属し、坂東三十三か所巡礼の二十四番札所になっています。桁行・梁間ともに5間の正方形の平面をもち、前面の梁間2間を外陣、奥の3間を内陣とする密教本堂特有の形態をとっています。
外陣の架構は、大虹梁に大瓶束(たいへいづか)・海老虹梁を用い、天井は内陣寄りに鏡天井を張り、他の三方を化粧屋根裏としています。内陣の見所は、袈裟形の須弥壇であり、他に類例のない優れたものです。

雨引観音本堂

1棟
指定年月日 昭和50年3月25日
所在地 桜川市本木1
管理者 楽法寺
制作時期 安土桃山時代