いばらきの文化財

県指定 有形文化財 書跡

唐本一切経

とうほんいっさいきょう

笠間市

唐本一切経は大蔵経(だいぞうきょう)ともいい、仏教の聖典です。
5000巻を超える中の一巻で経津異相巻第39です。
経文(きょうもん)は木版刷りで、この一切経には「渡唐本一切経内建長七年乙卯十一月九日於鹿嶋社遂供養常州笠間前長門守從五位上行藤原朝臣時朝」とあるので、笠間領主時朝が建長7年(1255)に鹿島神社へ奉納したものの一巻であることがわかります。

唐本一切経

1巻
指定年月日 昭和63年1月25日
所在地 笠間市稲田562
管理者 西念寺
制作時期 1132年(中国暦紹興2)