いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

数珠

じゅず

結城市

一連、長さ104cmです。源翁和尚(げんのうおしょう)の愛用品といわれています。
数珠とは文字どおり数を数える珠(たま)の意で、一定数の珠を糸で連ね、称名(しょうみょう)・陀羅尼(だらに)などを繰り返し唱えるときの数を確認するときに用いられ、インドに起源を持ちます。
本品は108個の水晶の玉に糸が貫いており、中央には直径3cmほどの水晶の大珠があり、その大珠には銅に金をメッキした金具で輪宝(りんぽう)の精巧な細工が施されていて、室町時代の作品としては、その制作技術が巧妙です。

数珠

1連
寸法 一連の長さ:104cm
指定年月日 昭和32年1月25日
所在地 結城市結城1725
管理者 安穏寺
制作時期 室町時代