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いばらきの文化財

県指定 有形文化財 建造物

旧宍戸城表門(附宍戸氏家紋)

きゅうししどじょうおもてもん(つけたりししどしかもん)

笠間市

この門は、もと水戸藩の支藩・常陸宍戸藩の陣屋表門で、明治初期の廃藩の際に現在地に移築されたものです。
門の構造形式は、桁行7.5間・梁間2.5間に、桟瓦葺・入母屋造の屋根がかかり、居室・物置をそなえる長屋門形式で、正面の冠木(かぶき)には宍戸松平家の家紋が3個(桜材・黒漆塗・金箔押し)飾られ、この門の風格を高めています。
県内の城郭関係の門のなかで、この種のものは他に残存例がきわめて少なく、価値が高いといわれています。

旧宍戸城表門(附宍戸氏家紋)

1棟
指定年月日 昭和51年7月5日
所在地 笠間市土師622
管理者 個人
制作時期 江戸時代末期