いばらきの文化財

県指定 有形文化財 工芸品

五鈷鈴

ごこれい

稲敷市

逢善寺(ほうぜんじ)に伝わる密教の法具で、僧堂での読経(どきょう)や僧の托鉢(たくはつ)のときなどに振り鳴らすものです。
4本の鈷(こ)の「また」に獣首(じゅうしゅ)を表し、把(つか)両部の中央に鎬(しのぎ)を有する八葉(はちよう)の蓮弁(れんべん)、鈴体(れいたい)の上部に銅紐が付けてあります。
鈷の張り、鈴体の形状は藤原時代の手法を表しており、同時代の文化遺産として貴重なものです。

五鈷鈴

1口
指定年月日 昭和32年6月26日
所在地 稲敷市小野318
管理者 逢善寺
制作時期 藤原時代